今回は、私どらねこが保有している株式投資の銘柄の中から
2914 日本たばこ産業(JT)
について配当金や株主優待など、細かく紹介をしたいと思います!
「高配当株を探していると、よくJTが良いって聞くけど、実際は配当金どうなの?」
「ついでに、株主優待とかもあったりするの?」
などなど、JTが気になり始めている方は、こちらの記事を読むとひと通り分かると思います。
いち個人的な視点から紹介していくので、「ふ〜ん、こんな考え方もあるんだなぁ〜」程度に捉えていただければと思います。
では、細かく見ていきましょう!!
もくじ
2914 日本たばこ産業(JT)
今回の記事で紹介するのは、日本国内最大のたばこメーカーとして有名な日本たばこ産業。
そう、あの有名なJTです!!
JTと聞くとたばこが1番最初に思い浮かびますが、じつは会社として医薬品や食品・飲料といったものも製造・販売しています。
JTの配当金について
配当金や株主優待などを目的とした、いわゆるインカムゲイン重視の株式投資をする際に、JTは業界屈指の高配当株としてとても有名です。
ここからは、高配当株といわれるJTの配当金について細かくまとめていきます。
JTの配当金は高配当
別の記事でも,「私がJTの株を保有している最大の理由は、高配当な配当金です。」と紹介していますが、それは今も変わらず同じように最大の魅力は配当金であると思っています。
じつは、JTは2021年2月の決算発表で減配を発表しています。
それでも、JTの配当利回りは本当に高いです!
気になるその配当利回りは、
なんと6.64%(※1,957円で計算)!!
配当金は1株130円なので、1単元(100株)保有していると、年間13,000円の配当金を受け取ることができます!
すごい、、すごいです!!笑
ちなみに減配前はというと、、、、
1株154円、年間15,400円
同じ株価で算出した減配前の配当利回りは7.86%でした!!
とんでもないですよね〜〜
別の記事でも触れていますが、東証1部上場銘柄の有配会社の平均配当利回りが 2.41%前後といわれるなかで考えれば、JTの配当利回りの数値は驚異の高配当です。
ただ、配当が高配当であるときには注意も必要です!
特に新型コロナウィルスによって大きな影響受けるなか、JTの配当性向は直近で96.1%と非常に高い数値になってしまっています。
それでは次に、配当性向やEPSといった指標をもとにJTの今後について考えていきたいと思います。
減配を発表、今後の配当金はどうなるのか?
企業の業績と配当金、そして今後の配当金の増配or減配の方向性を考えていくためには企業の決算資料や財務諸表の中で配当関連の指標や数値の変化に注目する必要があります。
JTの配当性向やEPSを過去5年にわたってまとめてみると下記の表のようになります。
見ての通り、配当性向が96.1%と非常に高い数値になってきてしまっています。
理由としては業績の悪化による収益の低下、そしてそれに伴う「EPS=1株あたり利益」の低下が考えられます。
配当性向が高いということは、
良く言えば利益を株主に還元しまくっている株主ファーストの良い会社とも言えますが、悪く言えば利益をほとんど株主に還元してしまっている配当の増配余力の見込みが低い会社と見ることもできます。
今回の場合は、今後の配当金に重点をおいてみているので後者として捉えて大ピンチと考えるべきですね、、、、、泣
さらに、減配を発表した2021年2月の決算発表の際に同社は「今後、配当における配当性向は75%前後を目安に」と発表しています。
※JT決算短信より抜粋
ということは、
仮に現在のEPSを基準に計算すると次期配当金は1株130円から1株100円前後までさらなる減配が発表される可能性は十分にあり得ると予想できます。
数値や指標から考えるJTの今後の配当金
今後、JTが配当金を維持または増配していく可能性や、さらなる減配の可能性を株主としていち早く把握していくためにも同社の決算資料の数値には注目していたいところですね。
なかでも、下記の数値や指標には要注意です。
・売上高と当期純利益
・発行済み株式数
・EPS(1株あたり利益)
やはり注目すべきは、2021年2月決算で発表されていた「今後は配当性向を75%前後に、、、、、」という点に尽きると思います。
配当性向とは、企業がEPS(1株あたり利益)に対してどのくらいの割合を配当金として還元しているかを算出したものです。
配当性向の計算式は、
「配当性向(%)=配当金額÷EPS(1株あたり利益)×100」
です。
ちなみに、
EPS(1株あたり利益)の計算式は、
「EPS(円)=当期純利益÷発行済株式数」
です。
そのため、配当性向の数値の変化に大きくかかわってくる上記のポイントの変化に注目する必要があります。
JTの売上高、当期純利益、発行済株式数、をまとめると以下のようになります。
この表をもとに、
配当性向75%を前提としてJTの配当金が1株130円キープ、1株154円復活への道を勝手に予想すると以下のようになります。
ただし、ここではどちらかの数値を条件づける際にもう一方の数値は変化をさせていない計算になります。
① 配当金130円キープ
・EPSが、173.3円まで回復する
・当期純利益が、3,074億円に回復する。(※表の表記的には、307.4)
・発行済株式数が、13億8,488万株ぐらいまで減少する。
② 配当金154円復活
・EPSが、205.3円に回復する。
・当期純利益が、3,642億円に回復する。(※表の表記的には、364.2)
・発行済株式数が、11億6,902万株ぐらいまで減少する。
となります、なかなかハードな道のりになりそうですね。
発行済株式数に至っては非現実的な数値なので、あまりあてにしないで良いです。。。。笑
現実的に起こりうる発行済株式数が減少するパターンとしては「自社株買い」が行われるかどうかです。
決算発表時に自社株買いについても内容に盛り込まれるかどうかが重要になってきます。
ただ今回は、あくまで仮定の話なのでどちらかを条件づける際にもう一方の数値は変化させていませんが実際にはどちらの数値にも変化がでてくるので条件は変化してくるかと思います。
といっても、ある程度は目安となる数値を頭に入れておきつつ今後どのように変化をしていくかを株主として見守っていく必要がありそうですね。
業績、特に収益が良いっていうのは大事なんだね!
JTの株主優待
ここまではJTの配当金について細かく紹介してきましたが、じつは高配当な配当金だけでなくJTは株主優待も行っており優待の内容もとても魅力的です!
これも私がJTの株式を保有している理由の1つです。
ここからは、JTの株主優待を受けれる条件や内容について紹介していきます。
JTの株主優待の内容
配当金だけでなく株主優待も魅力的なJT。
その主な条件と内容は、以下のようになっています。↓↓
12月31日基準日の株主様の中から、当社株式100株(1単元)以上を、1年以上継続保有されている株主様に対し、12月31日現在の株式保有数に応じ、以下相当額の当社グループ会社等の商品を贈呈いたします。
・100株以上 200株未満保有の株主様:2,500円相当
・200株以上 1,000株未満保有の株主様:4,500円相当
・1,000株以上 2,000株未満保有の株主様:7,000円相当
・2,000株以上保有の株主様:13,500円相当
※JTホームページより
という内容です。保有している株数によって内容が変わるのですがどのコースも非常に魅力的ですね!
私はまだ優待を受けれる条件を満たしていないため具体的な中身の感想は今後お伝えしていきたいと思います。
今後の運用方針と目標
ということで、今回は私の保有しているJTについて細かく紹介してきましたが
私が考えるJT株についての今後の方針と目標は以下の通りです!
・合計1,000株 保有をめざす
・継続キープで優待&配当金確保
というような感じで考えています。
ただ、すぐに買い増しはなかなか厳しそうなので様子を見つつになりそうです。。笑
ひとまずは次回2021年4月末ごろの第1四半期の業績発表を待ちたいと思います!